大学院留学の戦略に関する本(英語)
奨学金、留学の書類揃えが一段落したので、少し前にkindleで購入した
を読んでみることに。この本は、professorへのラボ見学アポイントに関する英語のサイト記事を読んでいた際に、おすすめ本として紹介されていたものだ。
読んでみると確かに、応募者が抱いている大学院留学に関する誤解と、合格のための戦略が細かにかかれている。まだ全部は読み終わっていないけど。
読んだ中で印象に残ったものを2,3点抜粋
- GPAや英語の得点よりも、対人関係が重要視される。教授にとってこれから数年間一緒に働く相手となるから
- 偏差値の高い大学院が、必ずしも優れた教育を施しているとは限らない。
- 多くの学生は、コンタクトを取る教授を探すときに、まず大学を決めてからその大学のFacultyに載っている教授を探し、彼らの論文や研究内容を見てから決めるが、これだと回りくどいし本当に自分がやりたい研究とmatchしない可能性がある。
本来は逆のアプローチを取るべきである。つまり、自分の興味のある分野での近年の研究をまず探し、その論文に記載されているauthorにコンタクトを取るべきである。
確かに言われてみるとその通りである、と同時に、疑問も生じた。
対人関係が重要視されるのは分かったが、SoPと推薦状とたった3,4枚の文章からどうやって判別できるのか?みんな「self-motivated, cooperative, engaged in volunteer work, etc」といった言葉を並べ立ててくるわけだから文章だけで判別できるのか?
確かに偏差値高い=優れた教育というわけではないが、どうしてもネームバリュー重視で大学院を選んでいる自分がいる。。。
3つ目の教授コンタクトに関しては、今振り返ると完全に誤った方法で行っていたことがわかった。ネームバリュー重視で選んだ大学院のFacultyで自分の興味がある研究をしている教授をひたすら探し、少し研究分野が違っていても無理やり拡大解釈して自分の興味と結びつけようとしていた。そうしないと、その大学とのコンタクトは取れないと思ったから。しかも、これはかなり疲れた。片っ端から結果的に自分の興味とは異なる論文まで読む羽目になったから。。。
でも、このアプローチは本末転倒で、どうせ書類専攻や面接の際にお互いの興味の微妙な違いというのは表れてしまうのであるからもう一度自分の興味ある分野ベースでFacultyを洗い出す必要がありそうだ。大学のネームバリューに関わらず自分の興味ある分野(自分の場合は、医学におけるビッグデータ解析や人工知能の応用)を研究している教授には自分の思いを伝えやすいし、その分、無駄にメール内容を考えて作りこむ時間も少なくて済む
殆ど書類を揃えてしまってから読んでいるので、もっと早めに読めばよかったなと。
志望大学院をここにきて、再度見直しかな。。
まだまだやることはたくさんある。この本も読み進めなければ。戦略は大事である
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