吃逆(しゃっくり)
診断へのアプローチ
-
しゃっくりの原因疾患は多岐にわたるが多くが自然に治る
-
48時間以上持続する場合や病的な随伴症状を伴っている場合には、追加での精査を行う
-
胸部X線・血液検査はルーチン。それ以外は症状に合わせて検討
-
血算
-
TP, ALb, AST, ALT, LDH, ALP, Γ-GTP, BUN, Cre, Na,K, Ca, Glu, HbA1c
-
精査をしても原因が判明しない場合には、症状が消えていても脳MRIを考慮する。
-
検査
-
身体が跳ね上がるほどの横隔膜の痙攣があるかないか
-
48時間以上続く場合は、「持続性吃逆(慢性吃逆)」「難治性しゃっくり」の可能性
-
頻度の多い疾患として、上部消化管病変、脳血管障害、冠動脈疾患、外科手術後の障害、糖尿病など
治療
原因不明の時
1) ドパミンD2受容体拮抗薬
-
プリンペラン錠5 [5mg1錠] 30mg分3 7~10日
2) フェノチアジン系
-
コントミン糖衣錠[25mg] 75mg/分3~200mg/分4 7~10日
3) GABAアンタゴニスト
-
リオレサール錠5mg [5mg1錠] 10mg/分2~30mg/分3
(出典:UpToDate:hiccups)
-
前の記事
逆流性食道炎 @GERD 2019.08.05
-
次の記事
風邪_鼻汁メイン 2019.08.06