血尿

 

尿検査
膀胱炎・無症候性細菌尿・腎盂腎炎
 
小児血尿:https://medicalnote.jp/contents/160104-000033-EWISBE
 
尿検査
  • 3/HPF以上のRBC2つ以上の検体で見られること。実際には沈渣で5HPF以上を有意な所見と捉えることが多い。
  • 一回の検査で判断せず必ず再検すること。定性試験ではミオグロビンやヘモグロピン尿も引っ掛けてしまことに注意。
  • 血尿の原因として女性では尿路感染症、 男性では尿路悪性腫場が最多
尿沈渣

  • 赤血球円柱○、変形赤血球○→糸球体・間質性血尿。最も多い原因はIgA腎症。
  • 変形赤血球×や赤血球円柱×→非糸球体性血尿。腎腫場、 腎血管性など
  • 蛋白尿×→尿路由来の血尿。他の2つがタンパク尿を伴うことが多いのに対し、こちらはタンパク尿を伴わないことが多い。運動後に血尿が出る場合もこれ。
 
ゴロ:I sit
  • I:IgA腎症
  • s:stone
  • I:infection
  • t:tumor, trauma, toxin

検査
尿検査
  • 潜血(−)→色素尿(+CK↑→横紋筋融解症)
  • Mb尿・Hb尿は、尿潜血(+)にも(−)にもなる
    • 尿潜血(+)だからといって腎泌尿器系の出血が有るとは言えない
    • Mb尿は尿潜血(+)となるが、尿沈渣は陰性傾向(<5/HPF:High power fieldの略で、顕微鏡において400倍拡大した時の1視野)→Mb尿・Hb尿と血尿は尿沈渣で鑑別
  • 膿尿(尿沈渣でWBC>5HPF)・細菌尿→UTI
  • 亜硝酸塩:腸内細菌が窒素の還元をしている反応(尿内に腸内細菌が1000個以上あることを間接的に示唆)
血液検査
  • 血算→貧血の程度
  • 凝固:抗凝固薬服用の場合→凝固能異常の有無
 
腹部エコー
  • 腎臓の解剖学的異常・水腎症
尿細胞診→膀胱がん

鑑別
  • 月経周期に伴う→子宮内膜症
  • 上気道感染後
    • 直後→IgA腎症
    • 約2w後→糸球体腎炎
  • 排尿痛・残尿感・頻尿→膀胱炎・尿道炎
  • 血尿タイミング
    • 排尿中持続なら、どこからでも有り得る
 
  • 突然の側腹部痛→尿管結石
  • 発熱・背部痛・振戦→腎盂腎炎
  • 筋肉痛・筋力↓・筋把握痛→横紋筋融解症
  • 50歳以上の無痛性血尿→膀胱がん
    • 喫煙・染料暴露・シクロフォスファミド長期投与
  • 血尿中に血塊あり→尿路由来の非糸球体性血尿→尿閉が疑われる場合は尿カテ挿入し膀胱洗浄
 
身体所見
  • 下腹部圧迫→膀胱炎では違和感
  • CVAT→尿管結石・腎盂腎炎
  • 下腿の紫斑(palpable purpura)→血管炎
  • 直腸診
    • 前立腺圧痛→前立腺炎
    • 前立腺腫瘤触知→前立腺がん
 
 

問診
既往:尿管結石・泌尿器系腫瘍
家族歴
社会歴
  • アルコール
  • 職業(染料を使うか?)
  • 性交渉歴
薬物
  • アスピリン・NSAIDs
  • 抗凝固薬